第172回 七五三について
令和3年10月27日 ちかちゃん新報掲載記事
今年も七・五・三の時期が参りました。昨年はコロナ禍の中、充分なお祝いが出来なかった方々が多かったのではないでしょうか。今年は幾分華やいだ気持ちに今の所なれる様になりました。3才女児の被布姿、5才男児の袴姿、7才女子の帯姿と着物をお召しになる方が多いのではないでしょうか。お母様は訪問着、お父様はスーツと正装しての写真撮りと幸せな思い出作りの良き日になられる事でしょうね。その際、慣れない着物にお子様も戸惑われる事と思います。特に困られる事の対策を書いてみました。
☆帯に刺す扇子はお子様には開かせない様にされていた方がいいかと思います。透明の輪ゴムなどで先を止めて
おくのも良い方法かもしれません。開け方が分からず無理に開いて折れる危険性大です。もしくは開き方を教え
てあげておいて下さい。☆歩いていて足の指が痛くなられる方が多いので、事前に鼻緒を充分に開いておいて下
さい。それでも痛がられる可能性がありますので、予備の靴、もしくは普段履きのミュールなどをお持ちになっ
ていて、メインでない所ではそれを履かせておかれるといいですよ。中には着物すらきつがられる方があります
ので、服も準備されていた方が良いでしょう。☆髪はアップヘアーにされているお子様が多いと思いますが、毛
穴の角度に逆らった状態ですので痛がったり、かゆがったりされると思います。その時は、ヘアスタイルを壊す
わけにはいけませんので、柄の長い櫛を持って行ってて髪の中に差し込んでかいてあげたり、櫛に髪を引っ掛け
て少し緩めてあげたりすると楽になられると思います。☆髪を元に戻す際は、髪には崩れない様にヘアスプレー
をかけていますので固まっています。そのままとくとブラシに引っ掛けて痛いので、まず水を入れたスプレーや
濡れたタオルなどで髪を濡らすと、ヘアスプレーが溶けるので、ブラシが入れやすくなります。