第171回 パリコレでの体験談
令和3年10月9日 ちかちゃん新報掲載記事
最近はオリンピックなどでジェンダーについての事が取り沙汰されました。学校の制服などもそれに対応した物に変化したりしてますね。私が長年行っておりましたパリコレクションなどでは、ファッションデザイナー・バックヤードで活躍するヘアアーチスト・メイクアップアーティスト、スタイリストなどは、色んな性を持つ方々が多く、それぞれの特性を活かし、又、お互いがそれらの特性を尊敬し合う環境が表現者として整っているなと実感します。それぞれの分野での精細さ・大胆さ・緻密さ・自由さなど、性の持つ特異性、又は、その個々人の独自性とも言えるのかもしれませんが、区別すると言うよりは、活かし合うと言うのが正しいファッションショーのあり方だった様に思います。そして、よりよい未知なる物を創り上げ、構築する世界です。ある時、サッカー場に仮設を立て、その中でファッションショーがあった事があります。仮設ですので、バックヤードもトイレも仮設です。トイレは一ヶ所に2つしかなく、モデルもスタッフも皆、男女共そのトイレを使用するしかありません。もちろん、私もそれを使用しましたが、一ヶ所しかないために、皆そこにずらっと並び、順番待ちするしかありません。もちろん、男女、関係なく並ばなくてはなりません。しかも、トイレに行ける時間は限られていますので、混み合ってしまいます。時間待ちの間、後ろの方とすっと話していました。日本から来た太鼓のグループの方だったので、楽しくその時間を過ごす事が出来、ラッキーでした。自分の性について自由に談話出来る日が訪れる事を願います。
心と体の元気のために
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