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Styling Tips

and random beauty gossip.

ちかちゃん新報 第213回掲載記事

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令和5年6月9日 ちかちゃん新報掲載記事

 コロナ濃厚接触のくくりも取れ、行動の自由さも多少感じられる様になりましたね。外国にでも行きたいなあと計画される方もいらっしゃると思います。自分の目で日本ではない、世界を見るのは人生の良い経験になりますね。私もある時期、現地に学ぶという思いが強かった時があり、サッスーンカットはロンドンに、フレンチカットはパリに行きました。今回はフレンチカット研修の折の状況をお伝えしたいと思います。美容師で脚本家であり、テレビにも多く出演してらっしゃったリノ氏にフランスのカットを学びました。わび・さびを重んじる日本人にとって、叙情的なフランスは日本人にはすごく受け入れ易く、肌に合うのではと思いました。リノ氏のサロンでパリジェンヌのカットとカラーをさせていただきました。その際、日本から20名程参加していましたので、真っ先に手を上げて私の希望のモデルさんをゲットしました。実に若く、顔立ちの良い、金髪の女性でした。根元の毛が染めて10日位の状態で、ご自身の色はピンクアッシュでした。セミロングで、ハイレイヤーの動きのあるヘアスタイルにし、ところどころにウィービングを施しました。リノ氏からは、英語でワンダフルと言っていただき、感激でした。この研修には、商業通訳の方がいて、美容師の専門用語を交えながら、通訳してくれるので、分かり易く、ありがたかったです。フランスの方達は、ほぼハイブリーチをして、毛髪の内部のケラチンタンパクがかなり破壊されているので、濡れた状態だとブラシに髪がまとわりついて、扱いにくいのですが、段々と乾いてくるとさらさらの指通りの良い髪へと変化していきます。これは、髪の表面のキューティクル(毛表面)の枚数が日本人と比べかなり多いためです。ヘアスタイルが完成すると、サロンの外で撮影をするのですが、これが実は、法的に違反で警察に見つかると逮捕されてしまいますので、こっそりと手早くしないといけませんでした。モデルさんとお互い片言の英語でおしゃべりして楽しいひとときでした。

カット ¥4,950  カット&カラー ¥11,000~ カット&パーマ ¥11,000~