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Styling Tips

and random beauty gossip.

第75回 若々しいヘアスタイルの提案②

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平成30年1月24日 ちかちゃん新報掲載記事

 

 以前に、白髪を生かしたヘアカラーの提案をした事がありますが、今回は、“もう染めるのは止めました”という方への、若々しいヘアスタイルの提案をしたいと思います。そのためのキーワードは、“若いのに白髪があるんですね”と自分も含め、周りに思って頂くヘアスタイル作りです。実際に遺伝、老化による白髪は早い方だと20代中程には始まるわけですから、充分に若い時から白髪世代なんです。そうとは言え、中年になり、白髪が増えてくると、「やはり年のせいかな?」なんてため息が出たりするものです。しかし、髪もさることながら、お顔の肌の衰えも充分に起こっています。その肌を若くしてあげれば、「若いのに白髪」って事になるわけです。その肌を若々しく見せれるのもヘアスタイルです。肌の割線が下がり、目元、口元が下がってくる。頬も下がり、下あご付近がたるんでくる「あ~いやいや!」でも、これらを引き上げてくれるのは、ヘアスタイルです。頭のトップにボリュームを出すと、目の上の長さが長くなり、たるみのある鼻下部分の長さが短く感じ、あご付近のたるみが消えた様に見えます。又、頭のサイドにボリュームを出すと、肌の割線も引き上がった様に見えます。そのためのカットとパーマを工夫すると、適当な動きとボリュームにより、お顔全体が若返って来ます。そのような施術により、ご年配のお客様に「しわが伸びたみたい」と言われました。お顔も、肌引き上げまゆカットや、目尻に、目を引き上げるアイラインを引いたり、薄めのシャドウで目を大きく見せたり、ビューラーでまつげを上げ、品良くマスカラを付けたり、又は、つけまつげの付け方を工夫すると、益々、若くなっていきます。肌にもハイライトをつけて、影を作らないようにするのも効果的です。しかし、ご自分の感じる年齢が持つ、年なりの素敵なおもむきを大切に。例えば、若い時にはなかった、品格や重厚さ、知性・柔和さ・包容力など、しっかり表現して、人間性でも年齢の持つ美しさも大切にして欲しいです。日本人は、戸籍の年齢で、年を感じてしまいがちですが、わざわざそれに合わせて、年を取る必要はないと思います。自分を客観的に見て、素直に何歳と感じて欲しいですね。もしくは、何歳と自分に心地良い年齢を決めても良いかもしれません。若々しくなるのが楽しくなってきそうです。後は、姿勢や歩き方に気を付ければ、10歳若くは、ほぼ可能でしょう。私も美容師としてがんばります。お手伝いしますよ。私も,若々しくしてないといけませんね。フフフ…