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Styling Tips

and random beauty gossip.

第95回 着付技能士の研修の事

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平成30年10月31日 ちかちゃん新報掲載記事 

 先日、着付技能士の研修がありました。テーマは”江戸300年の女性美”で、ポーラ研究所の方の講義でした。江戸前まで400年は垂れ髪だったのが江戸になり、男性の髪形を真似る事で、髪を束ね始めたらしいです。最初は上手く後ろが上げられず、つと(後髪)の下った髪が流行り、段々と長さを増し、着物につきそうになり、先を上げた形ととなっていった様です。例えば、見返り美人のような髪型です。昭和20年にオードリー・ヘップバーンが、ローマの休日の映画中に、髪を切り、その後、セシルカットが流行り、モデル、ツイッギーが出現し、やっと、女性に髪を切る文化が定着した様です。メイクでは、まず、米ぬかを小袋に入れ、お湯に浸し、しぼり、それを顔にこすり付けたことが洗顔の始まりで、銭湯に小袋を持って行き、ぬかを銭湯で入れてもらい、帰りに捨てて帰るぬかは、発酵するので、当時の銭湯はかなり臭かったらしいです。化粧水は「江戸の水」として式亭三馬が、1811年に売り出した事で始まったそうです。化粧品は赤・白・黒しかなく、赤は紅花から取った赤を餅と混ぜて、赤餅を作り、口紅として使い、白は、中国から持ち帰ったお坊さんが、持統天皇に献上した鉛から作った、鉛白が始まり、白いのが美しいとなった様です。黒はお歯黒、既婚を意味します。もちろん、眉にも使います。子供が生まれると、一般庶民は眉を剃ったそうです。髪型や化粧は自分の状態を表現するものでもあった様ですね。今や女性はハンサムウーマンと表現される、強く、美しく、自信あふれる女性。それでいて、思いやり、愛に満ちた女性が、時代が求める女性像となりました。女性の皆様、目指そうではありませんか。

 

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