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令和4年5月8日 ちかちゃん新報掲載記事
”パーマのかかるわけ”
ヘアスタイリングするベースにパーマをかけたりしますが、いったいどうしてパーマがかかるのかなとか不思議に思われた事はないですか。ロットを巻きますが、何故ロットを巻くんでしょうか。ただ巻けば形になってるだけではなく、髪の中で化学的な事が起こっています。パーマをかけるためには、髪の中の水素結合・システィン結合・塩結合を切る必要があります。水素結合は水で濡らす事で起こってきます。例えば、濡れている髪をブローしたり、カールカラーで巻いて乾かすとボリュームが出たり、動きが出たりします。濡らすと結合が切れ、乾かすとつながります。これがヘアセットの原理です。次にシスティン結合は、たんぱく成分のシスティンの結合がパーマ1剤で切れ、ロットの形状に新たな結合を2剤で固定します。塩結合はパーマがかかりやすくなる様にアルカリ性になっています。しかし、髪は弱酸性なので、その状態のままでは髪が傷んでしまうので、PHコントロール剤により弱酸性に戻します。パーマの際、皆様の頭の上の髪で、この様な事が起こっているのです。又、パーマをかける時、髪の表面キューティクルは松かさの様になっていて、薬剤で開き、液が髪の中に入っています。しかし、この時、髪の中の成分が逆に髪の外に出て行くとも言えます。そのために流出しがちな髪の成分ケラチンタンパクや、NMF(天然保湿因子)などを補給する必要性があります。又、パーマをかける事により、髪の状態も変化していきますので、美容師の適切な毛髪診断と処置が必要になります。日々、もっともっと美しい髪をと努めて参ります。
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